投稿日: 2026-09-21
先日、選択理論について学ぶ中で、改めて大切にしたいと思ったことがありました。
それは、人の行動だけを見るのではなく、
「この人は、何を大切にしているんだろう?」
と、その背景に目を向けることです。
私たちは誰かの行動を見たとき、つい、
「どうしてやらないんだろう」
「どうしたらできるようになるだろう」
と考えてしまうことがあります。
私自身も院長として、スタッフの成長を願うからこそ、
「こういう人になってほしい」
「ここまでできるようになってほしい」
と考えることがあります。
もちろん、医療を提供する組織として、大切にしなければならない基準があります。
しかし、その基準を伝えることと、相手の価値観を尊重することは、どちらか一方を選ぶものではないのだと思います。
まず、
「あなたは何を大切にしていますか?」
と相手を知ろうとする。
そして私たちも、
「私たちは、こういう医療を大切にしています」
と率直に伝える。
そのうえで、お互いにとってより良い方法を一緒に考えていく。
これは、スタッフとの関係だけではありません。
歯科医院では、私たち専門職から見て「こうした方がよい」と考えることがあります。
一方で、患者さんにも、
「できるだけ歯を残したい」
「まず痛みを何とかしたい」
「治療が怖い」
「仕事が忙しくて何度も通うのは難しい」
など、それぞれの生活や価値観があります。
だからこそ、私たちは「正しいことを伝える」だけではなく、
「この患者さんは、何を大切にしているのだろう?」
と考えられる医院でありたいと思っています。
患者さんのお話を聴く。
私たち専門職として大切だと考えることも、きちんとお伝えする。
そして、一緒にその方にとってのより良い選択を考えていく。
それが、えだ歯科医院が大切にしている
「一人ひとりの価値観に寄り添いながら、健康を守り育てる」
ことにつながっていくのだと思います。
選択理論やリードマネジメントについて学んでいるのも、単に組織をうまく運営するためだけではありません。
スタッフ同士の関係にも、患者さんとの関係にも、
「相手を変えようとする前に、まず相手を知ろうとする」
という姿勢を根づかせていきたいからです。
私自身もまだまだ学びの途中です。
誰かの行動に「ん?」と思ったときほど、
「この人は、何を大切にしているんだろう?」
というところから始める。
そんな小さな積み重ねを、これからも大切にしていきたいと思います。
