投稿日: 2025-06-25
このたび、当院の医療安全への取り組みが、公益財団法人 日本医療機能評価機構より「医療安全に協力している医療機関」として評価されました。
日頃からご信頼くださっている患者の皆さま、地域の皆さまのおかげです。心より感謝申し上げます。
えだ歯科医院では、2022年の開業当初より、ヒヤリ・ハット(ヒヤリとした・ハッとした)事例の報告と共有の体制を整え、チーム全体で未然防止に努めています。
これは、ハインリッヒの法則と呼ばれる経験則に基づいたものです。
「1件の重大な事故の背景には、29件の軽傷事故、そして300件のヒヤリ・ハット事例がある」
重大な事故を防ぐためには、日々の小さな違和感やリスクの兆候を見逃さず、チーム全体で共有・改善していくことが欠かせません。
院長である私は、前職で海上自衛隊のパイロットとして勤務しておりました。
その際に学んだのが、航空業界で重視されている「CRM(クルー・リソース・マネジメント)」という考え方です。
CRMとは、
といった要素を活用し、組織全体で安全と成果を両立する技術です。
特に私たちが大切にしているのが、
**「安全への主張(Assertion)」**という姿勢です。
「誰であっても、おかしいと思ったことは躊躇なく発言する」
「どんな立場でも、気づいたことを率直に伝える」
えだ歯科医院では、この考え方を医療現場に応用し、
スタッフ一人ひとりが声を上げやすい、風通しの良いチームづくりを目指しています。
医療安全の取り組みは、特別なことではなく、日常の積み重ねから成り立ちます。
私たちは今後も、報告と対話、学びと改善を積み重ね、
患者さまにとって安心できる医療環境を提供し続けてまいります。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。