投稿日: 2026-10-19
先日、子どもたちの運動会がありました。
一生懸命に走る姿、仲間と力を合わせる姿、最後までゴールを目指す姿。
子どもたちの真剣な表情を見ながら、たくさんの感動をもらいました。
そして今回、改めて感じたことがあります。
それは、子どもたちが思いきり挑戦できる舞台は、たくさんの人の支えによって成り立っているということです。
会場の準備、テントの設営、場所の確保、安全管理、そして運動会が終わった後の片付け。
先生方や保護者の皆さん、地域の方々が、それぞれの場所で力を尽くしてくださっていました。
本当にありがたいことだと思います。
ちなみに、私も場所取りで全力疾走しました。
その結果、たった1回の全力疾走で筋肉痛に(笑)。
日頃の運動不足を痛感した一日でもありました。
運動会では、勝つ子もいれば、負ける子もいます。
思いどおりの結果を出せることもあれば、悔しい思いをすることもあります。
それでも、自分の限界に挑戦し、最後までゴールを目指す姿には、心を動かされます。
私自身、人生の中でずっと大切にしている想いがあります。
「人生にとって大切なのは、テクニックでも素質でもない。最後の最後まで決してあきらめない、不屈の闘志。」
もちろん、技術や才能、努力の方法も大切です。
しかし、どんなに難しい状況でも、自分の可能性を信じ、挑戦しようとする姿勢を、私は何より大切にしたいと思っています。
そして今回、子どもたちの姿を見ながら、もう一つ大切なことに気づきました。
あきらめないことは、必ず勝つことではない。
勝てなかったとしても、挑戦した経験には価値があります。
うまくいかなかったとしても、その人自身の価値が失われるわけではありません。
悔しさを感じたり、いったん休んだり、仲間に助けてもらったりしながら、また次の一歩を選ぶこともできる。
そんな自分自身への信頼を、子どもたちに育んでほしいと思いました。
ちょうど同じ頃、学んでいるマスタープログラムの勉強会で、「自己概念」について考える機会がありました。
自己概念とは、簡単に言えば、自分自身をどのような人間だと捉えているかということです。
例えば、難しいことに直面したとき、
「私には無理だ」
と思うのか。
それとも、
「今はできないけれど、練習すればできるようになるかもしれない」
と思うのか。
自分自身をどう捉えているかによって、その後に選ぼうとする行動も変わってくるのだと思います。
そして、今回の学びで特に印象に残ったのは、自己概念は、日々の挑戦や経験を通して育っていくということでした。
自分で挑戦を選ぶ。
うまくいかなければ、工夫してみる。
昨日できなかったことが、少しできるようになる。
その積み重ねが、
「私は学び、成長できる人間なんだ」
という自分自身への信頼につながっていくのかもしれません。
大切なのは、必ず成功することではありません。
失敗しても、自分には価値がある。
まだできなくても、これから学ぶことができる。
そんな自己概念を、子どもたちにも育んでほしいと思っています。
歯科医院でも、お子さんと関わる機会がたくさんあります。
初めて診療台に座ること。
お口を開けて見せてくれること。
歯磨きの練習に挑戦すること。
大人にとっては小さなことに見えても、お子さんにとっては大きな挑戦かもしれません。
そんなとき、
「どうしてできないの?」
と、できていないことばかりを見るのではなく、
「今日はここまでできたね」
「前より少し慣れてきたね」
「次はどうしてみようか?」
と、その子自身の小さな成長を一緒に喜べる関わりを大切にしたいと思います。
もちろん、怖いときや不安なときに、無理に頑張らせることが正解とは限りません。
その子の気持ちやペースを尊重することも大切です。
挑戦できたことも、気持ちを伝えられたことも、その子にとって大切な一歩。
歯科医院での経験が、お子さんにとって少しでも「自分にもできた」という自信につながれば嬉しく思います。
この考え方は、えだ歯科医院で働くクルーの育成にもつながります。
新しい技術を学ぶとき、最初からうまくできるとは限りません。
失敗することも、思うようにいかないこともあります。
そんなとき、できなかったことだけを指摘するのではなく、
「前回より、ここが良くなったね」
「次は、どんな工夫をしてみようか?」
と、一緒に成長を振り返る。
そして、本人が自分自身の成長を実感できるように支える。
私は、そんな関わりができるリーダーでありたいと思っています。
患者さんの安全や医療の質に必要な基準は大切にしながら、一人ひとりが安心して学び、挑戦できる環境をつくっていきたい。
子どもたちも、大人も、誰もが成長の途中にいる。
今回の運動会と学びを通して、改めてそう感じました。
子どもたちには、勝つ喜びも、負ける悔しさも、たくさん経験してほしいと思います。
そして、その結果だけで自分の価値を決めてほしくありません。
「自分には、まだまだ可能性がある」
そう信じて、自分らしい一歩を選べる人になってほしい。
そして、それは私自身にも言えることです。
父親として、歯科医師として、院長として。
これからも学び続け、挑戦し続けたいと思います。
そして、子どもたちや一緒に働く仲間の可能性も信じ、成長を支えられる人でありたいと思います。
勝っても、負けても。
挑戦する自分を、誇れる人生に。
運動会で一生懸命な姿を見せてくれた子どもたち、そして、その舞台を支えてくださったすべての皆さんに、心から感謝しています。
えだ歯科医院も、「健康を守り、育てる」という理念のもと、お子さんから大人の方まで、一人ひとりの成長と可能性を大切にする医院を目指していきます。
えだ歯科医院
院長 吉田 幸司
