投稿日: 2023-07-23
「もうすぐ成人式があるので、歯の色を白くしたい」とご相談いただきました。
また、患者様は「定期健診もしていきたい。他に悪いところがあれば治したい」とご希望でした。
拝見したところ、全体的に歯の黄ばみが認められました。歯の色見本「Tionシェードガイド」と比較し、明るさの段階は3と評価しました。
また、細菌の塊である「プラーク」や、プラークが硬くなった「歯石」が歯に付着しており、軽度の着色も見られました。
歯ぐきも炎症が起きて腫れていたため、プラークが原因の「歯肉炎」と診断しました。
プラークや歯石を除去する「歯周初期治療」で歯ぐきの炎症を改善してから、歯を白くする「ホワイトニング」を行うことをご提案しました。
ホワイトニングによって歯が1〜2段階明るくなることをご説明するとともに、得られる歯の白さには限界があること、白さを保つには定期的なメインテナンスを行い、ホワイトニングの効果が薄れてくる約6ヶ月後に再びホワイトニングを行う必要があることも丁寧にお伝えしました。
また、色ムラである「バンディング」や、歯がしみる症状の「知覚過敏」が生じるリスクについてもご説明し、ご了承いただきました。
まず歯周初期治療として、歯石を除去する「スケーリング」を行い、正しいブラッシング方法もご指導して歯ぐきの炎症を改善しました。
歯の着色は、専用の機材を使って歯の表面を磨く「PMTC」と、パウダーを利用した「エアフロー」できれいに落としました。
ホワイトニングの種類は、歯科医院で薬液を使用し短期間で歯を白くする「オフィスホワイトニング」と、マウスピースを用いて自宅で実施する「ホームホワイトニング」の2つをご提案しました。
患者様は「自分のペースで行えて効果が長持ちする、もし歯の色が後戻りしても薬剤だけを買って再びホワイトニングできる」という理由から、ホームホワイトニングをご希望されました。
型取りをして患者様専用のマウスピースを作製し、ホームホワイトニング用の薬剤と知覚過敏予防の歯磨き粉をご購入いただいて、ご自宅で1日2時間のホワイトニングを2週間実施していただきました。
2週間後に歯の色を確認したところ、Tionシェードガイドで1と評価し、2段階明るくなりました。
白くきれいな歯になり、患者様にも「成人式の写真撮影に間に合い、満足のいく写真が撮れた」とお喜びの声をいただきました。
ホワイトニング後も、3~6ヶ月ごとに定期的なメインテナンスでご来院いただいています。
・治療中、歯にしみるような痛みが出る場合があります
・得られる効果は歯の質により様々です。予定通りの白さに達しない場合もあります
・自費診療(保険適用外治療)です
年齢・性別
20代女性
診療種別
保険診療・自由診療
治療期間の目安
約1ヶ月
治療回数の目安
-
治療費総額の目安
歯周初期治療:保険診療 (3割負担で5,070円) ホワイトニング:自費診療 20,000円
※掲載された情報は治療の効果を保証するものではありません。