投稿日: 2026-10-07
先日、群馬県のあすなろ歯科から、歯科衛生士の伊平泰子さんにお越しいただき、院内OJTを行っていただきました。
えだ歯科医院では、歯科衛生士が知識や技術を身につけるだけでなく、
「なぜ、この処置をするのか」
「この患者さんには、今、何が必要なのか」
まで考えられるようになることを大切にしています。
そのため、外部の歯科衛生士にも継続的に来院していただき、実際の診療を通した教育支援を行っています。
今回も、たくさんの気づきがありました。
今回のOJTでは、歯周治療の基本となる**シャープニングやSRP(スケーリング・ルートプレーニング)**について学びました。
まずは模型を使って、
といった基本を、一つひとつ確認。
そして、模型だけで終わるのではなく、実際の患者さんの診療にも一緒に入っていただきました。
実際の口腔内は、一人ひとり違います。
歯の形も違えば、歯石の付き方も、歯ぐきの状態も、患者さんが感じる痛みや不安も違います。
だからこそ、
「この患者さんには、どうするのがよいだろう?」
と考えながら、実際の診療の中で学ぶことを大切にしています。
その日の終礼で、歯科衛生士から印象的な振り返りがありました。
「普段できていると思っていたところが、実はできていないことに気づけて、とても勉強になりました。」
毎日行っていることだからこそ、いつの間にか自己流になっていたり、「これで大丈夫」と思い込んでしまったりすることがあります。
でも、
「できていなかったことに気づく」=失敗
ではないと私たちは考えています。
むしろ、
「次に成長できる場所が見つかった」
ということ。
自分では気づかなかった部分を誰かに見てもらい、現在地を知る。
そして、また練習する。
この繰り返しが、少しずつ確かな技術につながっていきます。
今回のOJTで学んだのは、SRPの技術だけではありませんでした。
実際の患者さんを診ながら、
「なぜ、この器具を選ぶのか?」
「なぜ、この方法で行うのか?」
「この患者さんに、今、本当に必要なことは何なのか?」
と考えること。
私たちは、この「なぜ?」をとても大切にしています。
マニュアル通りに処置ができることも大切です。
しかし、患者さんのお口の状態も、生活背景も、価値観も一人ひとり違います。
だからこそ、知識や技術を身につけたその先で、
目の前の患者さんに合わせて考えられる歯科衛生士
になってほしいと思っています。
えだ歯科医院では、
学ぶ
↓
やってみる
↓
見てもらう
↓
振り返る
↓
もう一度やってみる
というサイクルを大切にしています。
一度の研修を受けて終わりではありません。
今回気づいたことを日々の診療で練習し、次の研修でまた確認する。
そして、できるようになったことを患者さんへ還元していく。
その小さな積み重ねが、数か月後、数年後の大きな成長につながっていくと考えています。
今回学んだ内容も、次の山田研修会へとつなげていきます。
私たちが研修やOJTを行う目的は、資格を増やすことでも、技術試験に合格することでもありません。
その先にいる、
患者さんの健康を守り育てるためです。
できなかったことが、できるようになる。
できるようになったら、今度は「なぜそうするのか」を考える。
そして、その知識や技術を、一人ひとりの患者さんに合わせて使えるようになる。
そんな歯科衛生士を、医院全体で育てていきたいと思っています。
伊平さん、今回も遠方からお越しいただき、一人ひとりに寄り添ったご指導を本当にありがとうございました。
これからも、えだ歯科医院は、
「できるようになること」だけでなく、
「なぜそうするのかを考えられること」
を大切にします。
そして、
「歯だけを見る」のではなく、その先にいる「人」を見る。
スタッフみんなで学び、考え、支え合いながら、患者さんの健康を守り育てられるチームを目指してまいります。
