投稿日: 2026-10-10
歯科医院というと、歯科医師が治療を行い、歯科衛生士が予防処置やメインテナンスを担当する姿を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、患者さんが安心して診療を受けられる環境は、それだけで成り立っているわけではありません。
今回は、日々えだ歯科医院を支えてくれているDA(歯科助手・受付)のクルーについてご紹介したいと思います。
先日、医院の入口に素敵なお花が飾られていました。
院長である私がお願いしたわけではありません。
クルーが自分たちで考え、工夫して飾ってくれたものでした。
そのお花を見て、私はとても嬉しい気持ちになりました。
もちろん、お花そのものも素敵です。
しかし、それ以上に嬉しかったのは、
「患者さんが医院に入ってきたとき、どう感じるだろう?」
という視点で、自ら考えて行動してくれたことでした。
最近、医院の中では、こうした小さな工夫が少しずつ増えています。
ポスターの角度や位置。
ゴミ箱のちょっとしたずれ。
入口に並んだスリッパ。
待合室にいらっしゃる患者さん一人ひとりへの気配り。
どれも、一見すると小さなことかもしれません。
けれど、こうした一つひとつの積み重ねが、患者さんの安心感や、医院で過ごす時間の心地よさにつながっていくのだと思います。
歯科助手・受付の仕事は、診療中のアシストだけではありません。
患者さんをお迎えする受付業務、診療の準備や片付け、器具の洗浄・消毒・滅菌、患者さんへの声かけなど、さまざまな仕事があります。
患者さんからは見えにくい仕事もたくさんあります。
しかし、こうした仕事が丁寧に積み重ねられているからこそ、歯科医師や歯科衛生士は目の前の患者さんの診療に集中することができます。
そして、患者さんも安心して診療を受けることができます。
私は最近、改めて感じています。
診療は、患者さんが診療台に座ってから始まるのではない。
患者さんをお迎えする準備をしている、その瞬間から始まっている。
そして、その大切な時間を支えてくれているのが、DAのみんななのです。
このたび、えだ歯科医院は、日本ヘルスケア歯科学会の「認証診療所」となりました。
この認証取得も、決して歯科医師や歯科衛生士だけの力で成し遂げられたものではありません。
日々の診療を支え、患者さんを迎え、医院全体の環境を整えてくれるDAの存在があったからこそ、私たちは一つひとつの取り組みを積み重ねることができました。
歯科医師には歯科医師の役割があり、歯科衛生士には歯科衛生士の役割があります。
そして、歯科助手・受付にも、医院にとって欠かすことのできない大切な役割があります。
職種は違っても、目指しているものは同じです。
それは、患者さんの健康を守り、育てること。
それぞれが自分の役割を果たし、互いに支え合うことが、私たちの考えるチーム医療です。
最近、クルーの姿を見ていて、特に嬉しく感じていることがあります。
それは、誰かに指示されるのを待つのではなく、
「もっと患者さんに気持ちよく過ごしていただくには?」
と、自分たちで考え、行動してくれることです。
以前、松澤萬紀先生からおもてなしについて学ぶ機会をいただきました。
その学びを、単に「良い話を聞いた」で終わらせず、日々の仕事の中で少しずつ実践してくれています。
私たちが目指しているのは、院長だけが考え、指示を出す医院ではありません。
一人ひとりが患者さんのことを考え、気づいたことを伝え合い、より良い医院を一緒につくっていくチームです。
自分で気づく。考える。行動する。
そして、その取り組みを仲間と認め合い、次の改善につなげていく。
そんな文化を、これからも大切に育てていきたいと思っています。
日々の診療の中には、目立つ仕事もあれば、表からは見えにくい仕事もあります。
けれど、どちらも患者さんの健康を支える大切な仕事です。
「やってくれて当たり前」
そんなふうには、決して考えたくありません。
だからこそ、改めて言葉にして伝えたいと思います。
DAのみんな、いつも本当にありがとう。
みんながいてくれるから、私たちは安心して患者さんに向き合うことができます。
そして、みんなが患者さんのことを考え、工夫してくれるからこそ、えだ歯科医院は少しずつ成長できているのだと思います。
これからも、歯科医師、歯科衛生士、歯科助手・受付、それぞれが持つ強みを生かしながら、互いに支え合い、学び合い、成長していきたいと思います。
一人ひとりが主役になれるチームで、患者さんの健康を守り、育てる。
そんなえだ歯科医院を、これからもクルーみんなでつくっていきます。
えだ歯科医院
院長 吉田 幸司
