投稿日: 2026-10-28
えだ歯科医院では、クルー(スタッフ)みんなで選択理論心理学の勉強会を行いました。
今回のテーマは、**「コントロールできることと、できないこと」**です。
これは、職場でのコミュニケーションだけでなく、患者さんとの関わり、家族との時間、子育てなど、日常生活のさまざまな場面につながる大切な考え方です。
私たちが目指しているのは、単に仕事の技術を高めることだけではありません。
自分も相手も大切にしながら、互いに信頼し、協力し合える職場をつくること。
そして、一緒に働く仲間が、仕事だけでなく自分自身の人生も豊かにできるようになることです。
そんな願いを込めて、今回もみんなで学びました。
例えば、職場でこんな場面があったとします。
そんなとき、私たちはつい「どうしたら相手を変えられるだろう?」と考えてしまうことがあります。
しかし、相手が何を考え、どのように行動するかを、私たちが直接決めることはできません。
一方で、
「自分から元気よく挨拶する」
「相手の話を丁寧に聴く」
「自分がどんな言葉をかけるか考える」
といった、自分自身の行動については、自分で選ぶことができます。
選択理論心理学では、他人を思いどおりにコントロールしようとするのではなく、自分自身が選べる行動に目を向けることを大切にします。
今回の勉強会では、さまざまな場面を例に、この違いについて考えました。
この学びは、歯科医療の現場でも大切だと感じています。
例えば、歯周病の治療や予防のために、毎日のセルフケアや定期的なメインテナンスが重要であることを患者さんにお伝えする場面があります。
私たち医療者は、専門的な知識に基づいて、必要な情報や方法をお伝えすることができます。
しかし、患者さんが日常生活の中でどのような行動を選ぶかを、医療者が一方的に決めることはできません。
だからこそ、
「どんなことを大切にされていますか?」
「今の生活の中で、どんな方法なら取り組めそうでしょうか?」
「続けるうえで、難しいと感じることはありますか?」
といった対話を大切にしたいと考えています。
患者さんの生活環境や価値観を理解し、必要な医学的情報をお伝えしたうえで、一緒により良い方法を考えていく。
患者さん自身が健康のための行動を選び、私たちはその実現を専門家として支援する。
これが、えだ歯科医院の目指す「健康を守り、育てる」という理念にもつながっています。
今回の勉強会では、子育ての場面についても考えました。
例えば、子どもが泣いたり、駄々をこねたりしているとき。
親が「泣きやませよう」と思っても、子どもの気持ちを直接コントロールすることはできません。
でも、
「どうしたの?」と話を聴く。
子どもの気持ちを理解しようとする。
必要なときには、安心できるようにそばにいる。
そんな関わり方は、自分自身で選ぶことができます。
もちろん、安全を守るために、大人が適切に介入しなければならない場面もあります。
大切なのは、相手を思いどおりに動かすことを目的にするのではなく、相手の気持ちや願いを理解しながら、自分ができるより良い関わりを考えることだと思います。
これは、子どもとの関係だけでなく、家族や友人との関係にも通じる考え方です。
今回の勉強会で、私が特に大切にしたいと思った言葉があります。
「良い人間関係の職場は、私がつくれる」
もちろん、職場の人間関係は、一人だけでつくるものではありません。
誰か一人が努力すれば、すべてが解決するわけでもありません。
しかし、誰かが変わるのを待つのではなく、まず自分自身がより良い関わりを選ぶことはできます。
院長である私も同じです。
「みんなに仲良く働いてほしい」
「もっと協力し合える職場にしたい」
と願うだけではなく、
まず私自身が、どのような言葉を使い、どのように相手の話を聴き、どのような行動を選ぶのか。
そこから始めたいと思っています。
また、職場の人間関係を良くするためには、個人の努力だけでなく、安心して意見を伝えられる環境や、互いに協力できる仕組みを整えることも大切です。
院長として、その責任も大切にしていきたいと考えています。
えだ歯科医院で選択理論心理学を学んでいるのは、単に職場の人間関係を良くするためだけではありません。
私には、もう一つ大切な願いがあります。
それは、一緒に働くクルーのみんなに、自分自身の人生を豊かにしてほしいということです。
私たちは、仕事のためだけに生きているわけではありません。
家族との時間。
友人とのつながり。
趣味や学び。
自分自身の夢や目標。
一人ひとりに、それぞれ大切にしたい人生があります。
仕事が終わった後も、休日も、そしてこれから先の人生も。
自分と相手の違いを理解し、自分が選べる行動に目を向けることで、より良い人間関係を育んでほしい。
自分が本当に大切にしたいことを見つけ、その実現に向けて行動できるようになってほしい。
そんな願いを込めて、みんなで選択理論を学んでいます。
仕事で成長することも、人生を豊かにすることも、どちらも大切にしたい。
私たちは、そんな職場を目指しています。
選択理論心理学を学んでいても、日々の生活の中で実践することは簡単ではありません。
私自身も、まだまだ学びの途中です。
思いどおりにならないことがあったときほど、
「相手をどう変えようか?」
ではなく、
「今、私にできることは何だろう?」
と、自分自身に問いかけてみる。
そして、相手が何を大切にしているのかを理解しようとする。
そんな小さな行動の積み重ねが、信頼できる人間関係や、より良い職場づくりにつながっていくのだと思います。
自分も大切に。相手も大切に。
良好な人間関係と、質の高い医療の両立を目指して。
これからも、えだ歯科医院は、クルー一人ひとりの願いや価値観を尊重しながら、互いに学び合い、支え合えるチームを育てていきます。
そして、その学びを患者さんとの関わりにも活かし、地域の皆さまの健康を守り育てていきたいと思います。
今回も一緒に学んでくれたクルーのみんな、本当にありがとうございました。
これからも、楽しく学び、実践し、成長していきましょう。
えだ歯科医院
院長 吉田 幸司
